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疑念を抱かせる業者
不動産は、庶民にとって大きな買物である。そう度々あるものではない。
だからこそ、慎重にならなければ、一生後悔してしまうことになるのでは?そんな体験をした。数年前のことだ。
以前の仕事場は、賃貸住宅。そこは、住むにはちとガタが来ているくらいの家−多分、築40年以上−で、自己負担で改装。電気工事やら内装工事やら放置されていた大型ゴミの処分やらで、それなりの費用が掛かった。物件の所有者である不動産業者は、バブル期に結構な費用で取得したらしく話していた。当然、バブルが弾けて以降は土地価格が下がる一方で、不動産業者側から見ると「不良物件」。
そこを私が借りたのだから、相手側からは「渡りに舟」あるいは「地獄で仏」という感じ。賃貸してから8年ばかりは問題なく過ごしたのだが……。
9年目になって、件の不動産業者から連絡。用件は、賃貸物件を処分したいので、私が購入するか、明け渡すか、という選択。金額の提示まであった。確かに、バブル期に較べたら安いが、そのときの時点ではどうなのか?こちらは不動産に関して全くの素人。どうもよく分からない。そこで、知り合いの弁護士に相談して、調べてもらうと……。
かなり金額は(当時の基準では)高めに設定されている模様。では、値段交渉をとなる。しかし、相手側は「まかりならん。こんな安い金額で買えるのをありがたく思え。」のお言葉。弁護士を間に立てるも解決せず。ついに裁判所で調停。すったもんだの挙句、1年後に解決。
今思うことは、不動産のような大きな買物をするときは、納得するまで話を聞くこと。こちらの質問に対して、はぐらかしたり、小バカにするような不動産業者は、直ちに手を切ること。
誠実で真面目な不動産業者はたくさんいるのだから、少しでも疑念を抱かせるような業者には近づかないことだ。
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